2016年1月号 事務所ニュース
- 2016/01/07
- 11:50
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
京都は比較的暖かなお正月となりました。
年末年始関係なくお仕事、という方もおられたでしょうが
お天気が良い分、清々しい気持ちで新年を迎えることが
できたのではないかと存じます。
さて、「事務所ニュース 2016年1月号」のWEB版をお届けします。
紙面ではお伝えしきれない情報を、関連リンク等でご紹介しております。
ぜひご参考ください。
【事務所ニュース紙面版】をご希望の方は、
当事務所までお問い合わせください。
[今月のトピックス]
----------------------------------------------------------------
○ 年頭のご挨拶 (大)
○ 願い事、十人十色 (谷)
○ 陽明学に学ぶ「知行合一」 -2- (和)
■ 編集後記 (和)
----------------------------------------------------------------
-労務のおしごと備忘録-
----------------------------------------------------------------
【1月】
□ マイナンバー利用開始(税務・雇用保険関係)
□ 法定調書・給与支払報告書の提出(提出期限2/1)
【2月】
□ 確定申告(2/6~3/15)
□ 【有期契約労働者がいる場合】
新年度の雇用契約更改に向けた準備の開始
□ 【 4月入社内定者がいる場合】入社案内の準備
----------------------------------------------------------------
[今後の主な法改正スケジュール]
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2016年 1月:マイナンバー利用開始
4月:障害者雇用促進法改正・女性活躍推進法施行
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○ 年頭のご挨拶
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2016年を迎えるにあたり、日本が平和で、全て国民が幸せに向かって進める国になりたいと考えます。
昨年を振り返ると、憲法を守らなければならない責任者が憲法を無視するという事態が発生しました。国の主権者は国民なので、この後は国民がシッカリして、世の中を正すしかありません。
また、主権者国民の生活がドンドン厳しく貧困化に向かっているのに、たった1%の人たちが巨万の富を得ているという、おかしな国になっています。これも、主権者である国民がシッカリして、可能な限り平等に分配される方式を考える他ありません。
誰か気の利く人が出てきて、「私がチャンとしてあげます!」なんてことは無いでしょう。
フランスの大規模なテロ事件もありました。これに対する大国の反応は、IS叩きの空爆を続けています。ISの拠点、訓練施設、等を叩きつぶすとのことですが、多くの民間人が死んでいます。“やられたらやり返す!”の“負の連鎖が加速している”ように思えます。
物事には、原因があり、その結果が現れているのですから、その根本原因を無くすことしか根本的解決には結びつかないのでは無いでしょうか。
こんな中で、2016年、大原社労士事務所は、中小企業、その社員さんのために今何ができるのか!をジックリ考えて行動に移したいと考えています。それは、真面目に働く人が何の心配も無く、幸せな人生を送れることを「国の目的」にするべきと思うからです。
今年も1年、悩みながらも考え、共に頑張って行きましょう。
(大)
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○ 願い事、十人十色
----------------------------------------------------------------
新しい年の初めには、神社やお寺や教会へ初詣に参られた方が多くいらっしゃると思います。
おさい銭を入れ、両手をあわせ目を閉じたとき、皆さまは心の中でどんなことを想いますか。
失礼ながら少し観察してみると、なが~く目を閉じている人もいれば、さっとお参りを終える人と色々おられます。
私の知人はこのようなことを言っていました。
「願い事はたくさんあるけれど、私はあえて何も願わないようにしています。
『いつもありがとうございます』と言うか、御香宮(※)であれば『お水を少しいただきます』と言うだけです」
(※)御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ):京都市伏見区にある名水で有名な神社
別の人からはこんな話も聞いたこともあります。
「私は『・・・になりますように』と願うのでなく、あえて言い切り口調にしています。
たとえば私が受験生なら『〇〇大学に合格しますように』ではなく、『私は今年〇〇大学に合格します』と言うのです。自分の強い決意を表明し、神様仏様にはお力添えをお願いするイメージです」
ほかには、「お参りするときは、自分の信心する経典(聖典)を唱えることに決めているわ」という方もおられたり、「私はちゃんと住所を言ってから、お願い事をしていますよ」という方もおられることでしょう。
ちなみに私は、あれもこれもと願い事の欲が出すぎるのを戒めるため、なるべく無心で手を合わせるように努力しています。
願い事の仕方に正解はないのかも知れませんし、願っても叶わないことが世の中にはあるのも事実です。
それでも、時間と情報に目まぐるしく追われている日常の中で、目を閉じ心を落ち着かせる一時を設けることに、“願いをかける”という行為の意義があるのかもしれないと感じています。
(谷)
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○ 陽明学に学ぶ「知行合一」-2-
~ 危機=危険(ピンチ)×機会(チャンス) ~
----------------------------------------------------------------
王陽明の人生をたどっていくと、全体のテーマに
「事上磨錬」というキーワードが出てきます。
じじょうまれん
◆事上磨錬とは?
「事」=日常の中で起こる事件・事態。
日常の他者との交流で起こる「事」(事件・事態)の「上」で「磨き、鍛錬する」こと。
生きていく上で必ず遭遇する他者とのトラブルさえも、自分を磨き、鍛錬する「機会」と捉えれば、糧となる。
人事労務では、「問題が起こらない為の施策づくり」も大切ですが、実際に起きてしまった「事態」を「どう乗り越えるか」ということはもっと大切だと考えます。
その先に、人として、組織としての成長が あると考えれば、とても貴重な「機会」になるからです。
ちりょうち いた
◆「致良知」 良いと知っていることを致す
どうすれば、相手が幸せになるのか、自分が嬉しいのか、子どもであっても「知っている」。大人であれば、「聖人(人格者)の道」としての「知行合一」を目指してほしい。と、陽明学の難波征男先生は言われました。
何のために企業があり、何のために仕事をしているのか、何のために生きているのか。
新しい年を迎え、気持ちを新たに、自分と対話する時間をとってみるのもいいかもしれません。
「聖人(人格者)の道」としての「知行合一」 を目指し、「事上磨錬」の日々とします。
(和)
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■編集後記
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丙申(ひのえさる) 「これまでの頑張りが形になっていく年」
「丙(ひのえ)」は樹木の成長に例えると、形が明らかになってくる頃。
申「呻く(うめく)」は果実が成熟して行って、固まって行く状態を表しているそうです。
そんな申年にあやかり、良い1年となりますように・・・
今年の大河ドラマは「真田丸」。上田城跡で一次・二次上田の合戦を映像で見る機会を得ました。少数で多勢に勝つ。危機=危険×機会とした好例ですね。
一方、真田信繁(幸村)が不遇の時代を過ごした、和歌山県「九度山」でもその人物が語り継がれている。
どこにあってもぶれない生き方を志したいです。
(和)
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
京都は比較的暖かなお正月となりました。
年末年始関係なくお仕事、という方もおられたでしょうが
お天気が良い分、清々しい気持ちで新年を迎えることが
できたのではないかと存じます。
さて、「事務所ニュース 2016年1月号」のWEB版をお届けします。
紙面ではお伝えしきれない情報を、関連リンク等でご紹介しております。
ぜひご参考ください。
【事務所ニュース紙面版】をご希望の方は、
当事務所までお問い合わせください。
[今月のトピックス]
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○ 年頭のご挨拶 (大)
○ 願い事、十人十色 (谷)
○ 陽明学に学ぶ「知行合一」 -2- (和)
■ 編集後記 (和)
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-労務のおしごと備忘録-
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【1月】
□ マイナンバー利用開始(税務・雇用保険関係)
□ 法定調書・給与支払報告書の提出(提出期限2/1)
【2月】
□ 確定申告(2/6~3/15)
□ 【有期契約労働者がいる場合】
新年度の雇用契約更改に向けた準備の開始
□ 【 4月入社内定者がいる場合】入社案内の準備
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[今後の主な法改正スケジュール]
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2016年 1月:マイナンバー利用開始
4月:障害者雇用促進法改正・女性活躍推進法施行
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○ 年頭のご挨拶
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2016年を迎えるにあたり、日本が平和で、全て国民が幸せに向かって進める国になりたいと考えます。
昨年を振り返ると、憲法を守らなければならない責任者が憲法を無視するという事態が発生しました。国の主権者は国民なので、この後は国民がシッカリして、世の中を正すしかありません。
また、主権者国民の生活がドンドン厳しく貧困化に向かっているのに、たった1%の人たちが巨万の富を得ているという、おかしな国になっています。これも、主権者である国民がシッカリして、可能な限り平等に分配される方式を考える他ありません。
誰か気の利く人が出てきて、「私がチャンとしてあげます!」なんてことは無いでしょう。
フランスの大規模なテロ事件もありました。これに対する大国の反応は、IS叩きの空爆を続けています。ISの拠点、訓練施設、等を叩きつぶすとのことですが、多くの民間人が死んでいます。“やられたらやり返す!”の“負の連鎖が加速している”ように思えます。
物事には、原因があり、その結果が現れているのですから、その根本原因を無くすことしか根本的解決には結びつかないのでは無いでしょうか。
こんな中で、2016年、大原社労士事務所は、中小企業、その社員さんのために今何ができるのか!をジックリ考えて行動に移したいと考えています。それは、真面目に働く人が何の心配も無く、幸せな人生を送れることを「国の目的」にするべきと思うからです。
今年も1年、悩みながらも考え、共に頑張って行きましょう。
(大)
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○ 願い事、十人十色
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新しい年の初めには、神社やお寺や教会へ初詣に参られた方が多くいらっしゃると思います。
おさい銭を入れ、両手をあわせ目を閉じたとき、皆さまは心の中でどんなことを想いますか。
失礼ながら少し観察してみると、なが~く目を閉じている人もいれば、さっとお参りを終える人と色々おられます。
私の知人はこのようなことを言っていました。
「願い事はたくさんあるけれど、私はあえて何も願わないようにしています。
『いつもありがとうございます』と言うか、御香宮(※)であれば『お水を少しいただきます』と言うだけです」
(※)御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ):京都市伏見区にある名水で有名な神社
別の人からはこんな話も聞いたこともあります。
「私は『・・・になりますように』と願うのでなく、あえて言い切り口調にしています。
たとえば私が受験生なら『〇〇大学に合格しますように』ではなく、『私は今年〇〇大学に合格します』と言うのです。自分の強い決意を表明し、神様仏様にはお力添えをお願いするイメージです」
ほかには、「お参りするときは、自分の信心する経典(聖典)を唱えることに決めているわ」という方もおられたり、「私はちゃんと住所を言ってから、お願い事をしていますよ」という方もおられることでしょう。
ちなみに私は、あれもこれもと願い事の欲が出すぎるのを戒めるため、なるべく無心で手を合わせるように努力しています。
願い事の仕方に正解はないのかも知れませんし、願っても叶わないことが世の中にはあるのも事実です。
それでも、時間と情報に目まぐるしく追われている日常の中で、目を閉じ心を落ち着かせる一時を設けることに、“願いをかける”という行為の意義があるのかもしれないと感じています。
(谷)
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○ 陽明学に学ぶ「知行合一」-2-
~ 危機=危険(ピンチ)×機会(チャンス) ~
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王陽明の人生をたどっていくと、全体のテーマに
「事上磨錬」というキーワードが出てきます。
じじょうまれん
◆事上磨錬とは?
「事」=日常の中で起こる事件・事態。
日常の他者との交流で起こる「事」(事件・事態)の「上」で「磨き、鍛錬する」こと。
生きていく上で必ず遭遇する他者とのトラブルさえも、自分を磨き、鍛錬する「機会」と捉えれば、糧となる。
人事労務では、「問題が起こらない為の施策づくり」も大切ですが、実際に起きてしまった「事態」を「どう乗り越えるか」ということはもっと大切だと考えます。
その先に、人として、組織としての成長が あると考えれば、とても貴重な「機会」になるからです。
ちりょうち いた
◆「致良知」 良いと知っていることを致す
どうすれば、相手が幸せになるのか、自分が嬉しいのか、子どもであっても「知っている」。大人であれば、「聖人(人格者)の道」としての「知行合一」を目指してほしい。と、陽明学の難波征男先生は言われました。
何のために企業があり、何のために仕事をしているのか、何のために生きているのか。
新しい年を迎え、気持ちを新たに、自分と対話する時間をとってみるのもいいかもしれません。
「聖人(人格者)の道」としての「知行合一」 を目指し、「事上磨錬」の日々とします。
(和)
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■編集後記
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丙申(ひのえさる) 「これまでの頑張りが形になっていく年」
「丙(ひのえ)」は樹木の成長に例えると、形が明らかになってくる頃。
申「呻く(うめく)」は果実が成熟して行って、固まって行く状態を表しているそうです。
そんな申年にあやかり、良い1年となりますように・・・
今年の大河ドラマは「真田丸」。上田城跡で一次・二次上田の合戦を映像で見る機会を得ました。少数で多勢に勝つ。危機=危険×機会とした好例ですね。
一方、真田信繁(幸村)が不遇の時代を過ごした、和歌山県「九度山」でもその人物が語り継がれている。
どこにあってもぶれない生き方を志したいです。
(和)
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