2015年11月号 事務所ニュース
- 2015/11/09
- 12:18
「事務所ニュース 2015年11月号」のWEB版をお届けします。
紙面ではお伝えしきれない情報を、関連リンク等でご紹介しております。
ぜひご参考ください。
【事務所ニュース紙面版】をご希望の方は、
当事務所までお問い合わせください。
[今月のトピックス]
----------------------------------------------------------------
○ 中小企業のメンタルヘルス対策
-ストレスチェックとCUBICの活かし方-
○ 11月は「過重労働解消キャンペーン」期間
○ お悩み解決!マイナンバー (谷)
○ 社員の声を経営改善に活かす (大)
■ 編集後記 (和)
----------------------------------------------------------------
-労務のおしごと備忘録-
----------------------------------------------------------------
【11月】
□ 年末調整の準備
□ 賞与決定までの準備
【12月】
□ ストレスチェック制度開始
(従業員数50人以上で義務化)
□ 年末調整
□ 賞与支払届の提出
□ 1月始まりの労使協定の更新
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○中小企業のメンタルヘルス対策
-ストレスチェックとCUBICの活かし方-
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いよいよ12月からストレスチェック制度が始まります。
「従業員数50人以上の会社が義務なので、当面関係ないな~」と思われている会社もあるでしょうが、50人未満の中小企業でもストレスチェックを実施する利点・必要性は大きいと考えます。
〇メンタル不調の未然防止
…中小企業で休職者が出ると、業務が回らなくなる等の支障が大きい。
メンタル不調者を出さない未然防止対策が重要。
〇人材の確保
…少子高齢化で人材の確保は次第に困難化。
メンタルヘルス対策に注力している会社は、求職者から見ても魅力的。
〇ストレスチェック実施で助成金の可能性 (6月号を参照)
弊所提携先(社)ウエルフルジャパンが提供するストレスチェック「Well診断」は
法令の求める要件をすべて満たしていてなおかつ、見やすい帳票で結果を提供
~毎月10名様まで無料で体験できます。 お気軽にご相談下さい~
採用・配置転換時はCUBICを!
CUBICでは、その人物の性格・パーソナリティを判定することができます。
従業員の特性が事前に分かっていれば、メンタル不調者を配置転換等の措置で、
回避することができるかもしれません。
(谷)
→ストレスチェック制度の概要 (厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/kouhousanpo/summary/
----------------------------------------------------------------
〇11月は「過重労働解消キャンペーン」期間
----------------------------------------------------------------
◆厚生労働省は11月、長時間労働の削減など
過重労働の解消に向けたキャンペーンを実施します
【次のような事業所に対して重点指導を行う】
●過重労働による過労死等に係る労災請求が行われた
●離職率が極端に高い等、若者の「使い捨て」が疑われる
◆時間外・休日労働が月45時間を超えて長くなるほど、
業務と脳・心臓疾患の発症との関連性が強まる、と言われています。
この機会に、残業時間の削減をしてみませんか! (谷)
→11月は「過重労働解消キャンペーン」期間です。(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000095810.pdf
----------------------------------------------------------------
〇お悩み解決! マイナンバー
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◆ 『在籍従業員のマイナンバーはいつ集めたらいいのでしょう?』
という質問をよくお聞きします。
大きく分けて次の2つが考えられると思いますので、参考にして下さい。
①マイナンバーが届き次第すぐに集める
社内の安全管理体制が確立されていることが大前提です。
(収集前には従業員へ『利用目的の通知』をお忘れなく…)
②2016年中に、時期を見計らって集める
「保管体制がまだ…」という会社は、安全管理体制の整備を急ぎ、
確立後に収集して下さい。
それまでの間、従業員には「マイナンバーをちゃんと保管しておいて下さい」
と通知しておきます。 (谷)
→マイナンバー 社会保障・税番号制度(内閣官房)
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/
----------------------------------------------------------------
今後の主な法改正スケジュール
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2015年12月:ストレスチェック義務化
2016年 1月:マイナンバー利用開始
4月:障害者雇用促進法改正
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○社員の声を経営改善に活かす
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いま、ある業界の経営改善のマネジメントシステム構築に関わっています。
経営陣は、当然に自社の状況について把握しているのですが、
どうしても客観的な視点での意見が欲しいものです。業界としての課題について、
有識者から提言(アドバイス)を受けながら改善に取り組もうとしています。
でも、一番重視すべきは、社員の声ではないかと私は思います。
◆社員の声をどう聞くのか?
社長が社員に「君は会社のことについて、どのように思っているのかね~」
と尋ねても、社員の本音はなかなか聞けないと思います。なぜなら、
会社の改善すべき点・問題点を、社員が社長に直接言うのは恐れ多いからです。
そこで、聞き方を工夫することが必要です。
ポイント1:アンケートの意図を明確にし、全社員(パート含む)に実施
このアンケートは、「何のために実施するのか」、「社員全員に聞くのはなぜか」、
「どのように改善に結び付けたいのか」について経営者の考え方を述べることと、
パートを含む全社員に実施することです。
ポイント2:無記名で回答してもらう
私のこれまでの経験上、自分の筆跡を知られたくない社員もいて、中には
パソコンで入力した用紙が入っていたこともありました。
そこで、全員に記入用紙と封筒を渡し『無記名』で書いてもらう方法がよいかと
思います。そうすることで、“かなり本音に近い事”を書いてもらえそうだからです。
ポイント3:出た意見は全員に公表する
アンケート後は、すべての意見を全社員に公表することをお勧めします。
その後、プロジェクトチームで改善策の検討に入るのです。
なぜ公表するのかというと、社員の不安をぬぐうためです。
「他の社員はどんな風に書いているのか?」
「自分の書き方は直截(ちょくせつ)すぎたのではないか?」
等について、危惧する者もいるからです。
“どんな意見も社内で共有する”という会社の姿勢を示すことで、
次回のアンケートでも率直な意見が出やすくなると思います。
社員の声が分かり、どのように考えているのかが明らかになりました。
さあ、これで自社改善のスタート台に立ったといえます。
ここからは、社長を先頭に速やかに着手し、中間報告をしながら進めます。
私が社員の声を聞くことを重視するのは、経営改善は社員の協力なくして
成し遂げられないと考えるからです。
社員の生の声が、会社の経営改善になくてはならないものだと思うのです。
(大)
※ 当方では、社員さんへの質問項目などをまとめた物を用意していますので、
何時でもお気軽にお声がけください。
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■編集後記
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木の葉が色づきはじめ、七五三に出かける着物姿の子ども達が微笑ましい季節になりました。
七五三の由来は、“天和元年11月15日(1681年12月24日)に館林城主である
徳川徳松(江戸幕府第5代将軍である徳川綱吉の長男)の健康を祈って始まった
とされる説が有力である”そうです。
物事の始まりは、誰かのため。それがよいことだから皆がマネをして広がっていく、ということなのかもしれません。
「〜しなければならない」ではなく、「あの人のためにこうしたい」と考える。
そんな当たり前のことを大事にしたいです。 (和)
紙面ではお伝えしきれない情報を、関連リンク等でご紹介しております。
ぜひご参考ください。
【事務所ニュース紙面版】をご希望の方は、
当事務所までお問い合わせください。
[今月のトピックス]
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○ 中小企業のメンタルヘルス対策
-ストレスチェックとCUBICの活かし方-
○ 11月は「過重労働解消キャンペーン」期間
○ お悩み解決!マイナンバー (谷)
○ 社員の声を経営改善に活かす (大)
■ 編集後記 (和)
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-労務のおしごと備忘録-
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【11月】
□ 年末調整の準備
□ 賞与決定までの準備
【12月】
□ ストレスチェック制度開始
(従業員数50人以上で義務化)
□ 年末調整
□ 賞与支払届の提出
□ 1月始まりの労使協定の更新
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○中小企業のメンタルヘルス対策
-ストレスチェックとCUBICの活かし方-
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いよいよ12月からストレスチェック制度が始まります。
「従業員数50人以上の会社が義務なので、当面関係ないな~」と思われている会社もあるでしょうが、50人未満の中小企業でもストレスチェックを実施する利点・必要性は大きいと考えます。
〇メンタル不調の未然防止
…中小企業で休職者が出ると、業務が回らなくなる等の支障が大きい。
メンタル不調者を出さない未然防止対策が重要。
〇人材の確保
…少子高齢化で人材の確保は次第に困難化。
メンタルヘルス対策に注力している会社は、求職者から見ても魅力的。
〇ストレスチェック実施で助成金の可能性 (6月号を参照)
弊所提携先(社)ウエルフルジャパンが提供するストレスチェック「Well診断」は
法令の求める要件をすべて満たしていてなおかつ、見やすい帳票で結果を提供
~毎月10名様まで無料で体験できます。 お気軽にご相談下さい~
採用・配置転換時はCUBICを!
CUBICでは、その人物の性格・パーソナリティを判定することができます。
従業員の特性が事前に分かっていれば、メンタル不調者を配置転換等の措置で、
回避することができるかもしれません。
(谷)
→ストレスチェック制度の概要 (厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/kouhousanpo/summary/
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〇11月は「過重労働解消キャンペーン」期間
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◆厚生労働省は11月、長時間労働の削減など
過重労働の解消に向けたキャンペーンを実施します
【次のような事業所に対して重点指導を行う】
●過重労働による過労死等に係る労災請求が行われた
●離職率が極端に高い等、若者の「使い捨て」が疑われる
◆時間外・休日労働が月45時間を超えて長くなるほど、
業務と脳・心臓疾患の発症との関連性が強まる、と言われています。
この機会に、残業時間の削減をしてみませんか! (谷)
→11月は「過重労働解消キャンペーン」期間です。(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000095810.pdf
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〇お悩み解決! マイナンバー
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◆ 『在籍従業員のマイナンバーはいつ集めたらいいのでしょう?』
という質問をよくお聞きします。
大きく分けて次の2つが考えられると思いますので、参考にして下さい。
①マイナンバーが届き次第すぐに集める
社内の安全管理体制が確立されていることが大前提です。
(収集前には従業員へ『利用目的の通知』をお忘れなく…)
②2016年中に、時期を見計らって集める
「保管体制がまだ…」という会社は、安全管理体制の整備を急ぎ、
確立後に収集して下さい。
それまでの間、従業員には「マイナンバーをちゃんと保管しておいて下さい」
と通知しておきます。 (谷)
→マイナンバー 社会保障・税番号制度(内閣官房)
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/
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今後の主な法改正スケジュール
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2015年12月:ストレスチェック義務化
2016年 1月:マイナンバー利用開始
4月:障害者雇用促進法改正
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○社員の声を経営改善に活かす
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いま、ある業界の経営改善のマネジメントシステム構築に関わっています。
経営陣は、当然に自社の状況について把握しているのですが、
どうしても客観的な視点での意見が欲しいものです。業界としての課題について、
有識者から提言(アドバイス)を受けながら改善に取り組もうとしています。
でも、一番重視すべきは、社員の声ではないかと私は思います。
◆社員の声をどう聞くのか?
社長が社員に「君は会社のことについて、どのように思っているのかね~」
と尋ねても、社員の本音はなかなか聞けないと思います。なぜなら、
会社の改善すべき点・問題点を、社員が社長に直接言うのは恐れ多いからです。
そこで、聞き方を工夫することが必要です。
ポイント1:アンケートの意図を明確にし、全社員(パート含む)に実施
このアンケートは、「何のために実施するのか」、「社員全員に聞くのはなぜか」、
「どのように改善に結び付けたいのか」について経営者の考え方を述べることと、
パートを含む全社員に実施することです。
ポイント2:無記名で回答してもらう
私のこれまでの経験上、自分の筆跡を知られたくない社員もいて、中には
パソコンで入力した用紙が入っていたこともありました。
そこで、全員に記入用紙と封筒を渡し『無記名』で書いてもらう方法がよいかと
思います。そうすることで、“かなり本音に近い事”を書いてもらえそうだからです。
ポイント3:出た意見は全員に公表する
アンケート後は、すべての意見を全社員に公表することをお勧めします。
その後、プロジェクトチームで改善策の検討に入るのです。
なぜ公表するのかというと、社員の不安をぬぐうためです。
「他の社員はどんな風に書いているのか?」
「自分の書き方は直截(ちょくせつ)すぎたのではないか?」
等について、危惧する者もいるからです。
“どんな意見も社内で共有する”という会社の姿勢を示すことで、
次回のアンケートでも率直な意見が出やすくなると思います。
社員の声が分かり、どのように考えているのかが明らかになりました。
さあ、これで自社改善のスタート台に立ったといえます。
ここからは、社長を先頭に速やかに着手し、中間報告をしながら進めます。
私が社員の声を聞くことを重視するのは、経営改善は社員の協力なくして
成し遂げられないと考えるからです。
社員の生の声が、会社の経営改善になくてはならないものだと思うのです。
(大)
※ 当方では、社員さんへの質問項目などをまとめた物を用意していますので、
何時でもお気軽にお声がけください。
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■編集後記
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木の葉が色づきはじめ、七五三に出かける着物姿の子ども達が微笑ましい季節になりました。
七五三の由来は、“天和元年11月15日(1681年12月24日)に館林城主である
徳川徳松(江戸幕府第5代将軍である徳川綱吉の長男)の健康を祈って始まった
とされる説が有力である”そうです。
物事の始まりは、誰かのため。それがよいことだから皆がマネをして広がっていく、ということなのかもしれません。
「〜しなければならない」ではなく、「あの人のためにこうしたい」と考える。
そんな当たり前のことを大事にしたいです。 (和)
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